将棋ウォーズの棋神いらない?不要論が出る理由と使わない効果

PR

将棋ウォーズの棋神いらない?不要論が出る理由と使わない効果
  • なぜ将棋ウォーズで棋神不要論が出るのかがわかる
  • 棋神は使う事で得をするの損をするのかわかる
  • 棋神を使わないなら、もっと将棋を楽しめる5つの方法がある。

将棋ウォーズの「棋神」機能を使うべきか迷っていませんか?

初心者から上級者まで、多くのプレイヤーがこのAIサポートツールのメリットを享受していますが、一方で「棋神を使うと自分の実力が伸びないのでは?」という懸念も根強くあります。

棋神は対局中に最善手を提示し、プレイヤーをサポートする便利な機能ですが、依存することで判断力や思考力が損なわれる可能性もあります。

この記事では、棋神機能のメリットとデメリットを明確にし、どのように活用すれば効果的かを解説します。また、棋神を使わずに将棋を楽しみながら上達するための方法もご紹介します。

「棋神を使うべきか」迷うあなたが、この記事を読むことで自分に合った将棋の楽しみ方を見つけ、スキルアップにつなげられる内容となっています。

棋神機能のメリットとデメリット

将棋ウォーズ棋神機能のメリットとデメリット

将棋の棋神機能には、プレイヤーにとって様々なメリットとデメリットがあります。

棋神は対局中に最善手を提示するAI支援ツールであり、プレイヤーが実力を向上させるためのサポート役として使われることが多いです。

しかし、その一方で、使い方を誤ると、プレイヤー自身の判断力や思考力の向上を妨げる要因ともなります。

この章では、棋神機能のメリットとデメリットについて具体的に見ていき、実際にどういった場面で有益であり、逆にどのような場面で注意が必要かを解説していきます。

表形式でメリットとデメリットを比較

棋神機能にはメリットとデメリットがあり、下記のように整理して比較できます。

表にして視覚的に示すことで、初心者の方にも理解しやすくしています。

項目メリットデメリット
対局の理解度向上棋神のアドバイスにより、局面に応じた最適な手を学び、対局理解が深まる棋神に頼りすぎると、自分の力で考えることが減り、思考力が鈍る可能性がある
スキルアップ支援自分の弱点や改善点を明確にしてくれるため、効果的な練習ができる常に棋神の助言があることで、達成感や自力で勝利する喜びが薄れる
勉強効率の向上勝ち方や負け方の分析が容易になり、上達のための具体的な戦略がわかりやすい短期間での成長を望むあまり、棋神に依存しやすく、実力に直結しない学びに終わる可能性がある
プレッシャー軽減対局中に自信が持てない場面でも、棋神のサポートで安心感を得られる自分で対局の流れをコントロールできず、棋神の助言に頼りすぎることで、次第にスキルが低下するリスクがある

各メリット・デメリットについて具体例を挙げる

棋神機能がどのような場面で有効で、どのような場面で注意が必要かについて、具体的な例を交えながら説明します。

対局の理解度向上とその落とし穴

棋神機能は、将棋の局面ごとに最善手を示してくれるため、特に初心者にとって「この局面ではどう動くべきか?」という疑問に答えてくれる点が魅力です。

たとえば、王将の守り方や角の使い方についてアドバイスが得られるため、効率的に基本を学べます。

しかし、棋神の示す最善手に頼りすぎると、自分で考える力が養われず、「なぜこの手が良いのか?」という思考プロセスが抜けてしまうことがあります。

結果的に、自分で局面を読んで判断するスキルが低下してしまう可能性があるのです。

スキルアップ支援と自力での達成感

棋神機能は、自分が見落としがちな弱点や改善点を指摘してくれるため、短期間での上達をサポートしてくれます。

たとえば、序盤の戦略や終盤での詰めの甘さなど、具体的にどこを改善すべきかを指示してくれるため、効率的な学習が可能です。

しかし、常に棋神の助言に頼ってしまうと、自分の力で勝ったという達成感が薄れ、ゲームの楽しさが半減してしまうこともあります。

自力で勝利する喜びを感じたい場合には、棋神の利用を控える方が良いこともあるでしょう。

勉強効率の向上と依存のリスク

棋神機能を使うと、自分のミスや良い手のポイントが視覚的にわかりやすく示されるため、効果的に学べるという利点があります。

特に、将棋の上級者が対局後に棋神を使って自己分析することで、「ここではこう攻めるべきだった」「防御が甘かった」という反省点が明確になり、勉強効率が向上します。

しかし、棋神に頼ることで、実際の対局で自分で判断する力が養われにくくなるリスクがあります。こうした依存は、将棋の基本的な考え方や自己分析力を損なう恐れがあり、将来的な成長を妨げる可能性があります。

プレッシャー軽減とスキル低下の危険性

棋神は、プレイヤーが「この一手で勝敗が決まるかもしれない」と感じる緊迫した局面でサポートをしてくれるため、心理的な安心感を与えてくれます。

たとえば、終盤で攻めのタイミングに迷ったときに棋神のアドバイスを受けることで、自信を持って手を進めることができます。

しかし、あまりに棋神のアドバイスに頼りすぎると、対局を自分の手でコントロールする意識が薄れ、対局への意欲が低下してしまうこともあります。

なぜ「棋神いらない」と考える人が多いのか?

なぜ「棋神いらない」と考える人が多いのか?

自力で勝つ達成感を求める心理

将棋を愛するファンやプレイヤーの多くは、将棋の醍醐味である「自分の力で勝つ」という達成感を求めています。

棋神機能は、AIによるアドバイスや最善手を提示する機能ですが、そのサポートを受けることで、勝利の喜びや達成感が薄れてしまうと感じる人が多くいます。

  • たとえば、将棋の対局で自分の判断と経験だけで勝利した場合、達成感は大きく、自分の努力が結果に繋がったという満足感があります。

  • しかし、棋神の助けを借りて勝った場合、自分の力で勝ったとは言えず、どこかで「本当に自分の実力が高まったのか?」という疑問が残るため、心からの達成感が得られにくくなるのです。
  • また、将棋の勝敗はそのまま自己成長の指標とも言えます。勝てば「今までの努力が実った」と感じ、負ければ「まだ成長の余地がある」と感じます。

しかし、棋神の助けが入ると、その成長のプロセスに自分以外の要素が介入するため、成長を実感しにくくなります。

こういった理由から、あえて棋神を使わずに自分の力で挑むことを選び、そこで得られる達成感や満足感を大切にしているプレイヤーが多いのです。

負けることで得られる「学び」を大切にする心理

将棋は「勝つためのゲーム」でもありますが、「負けから学ぶこと」も非常に重要だと考える人が多いです。勝利したときの嬉しさだけでなく、負けたときの悔しさや敗因を追求することが、成長の大きな糧となります。

たとえば、自分で考え抜いた手がうまくいかずに敗北した場合、その失敗から「次はどこを改善すればよいか」という学びが得られます。

しかし、棋神を使用すると、この重要なプロセスが省略されてしまい、自分の弱点や改善点に気づきにくくなります。

AIの助言によって敗因が見えづらくなるため、成長のチャンスが減ってしまうと感じるのです。

また、負けた原因を自分で分析すること自体に価値を見出しているプレイヤーも少なくありません。

たとえば、終盤で詰みを逃して負けた場合、「どの手でミスをしたのか?」といった詳細な分析を自分で行うことで、同じ失敗を繰り返さないような知恵が身に付きます。

こうした自己分析や敗因を克服するプロセスを通して自己成長を重視するプレイヤーにとって、棋神はあえて使わずに、自分自身で改善していくことが重要であると考えられています。

将棋本来の「思考力」を磨きたい心理

将棋は思考力を試されるゲームであり、対局中に自分の頭で考える力が非常に重要です。棋神機能を使うと、AIが提示する最善手をそのまま指すだけで済むため、考えるプロセスが簡略化されてしまいます。

これは、特に「自分で局面を読み、先の手を考える」ことに楽しみを感じる人にとって、将棋の魅力を削ぐ要因となることがあります。

  • たとえば、次の手を読むときに「相手はどう動くか」「どの駒を動かせば安全か」をじっくり考えるのが将棋の醍醐味と感じるプレイヤーも多くいます。

  • しかし、棋神を使うとこの思考のプロセスが省かれ、「自分で考える力」を磨く機会が減ってしまいます。

  • 自分の頭で考え抜いて、最善手にたどり着く瞬間こそが、将棋の最大の楽しみと考える人にとって、棋神はその楽しさを奪う存在となりがちです。

将棋ファンの中には、AIの力ではなく、時間をかけて自身の読みや戦略を積み上げることに価値を見出し、そこから成長を実感することを大切にしています。

棋神を使わずに、自分の力で局面を読み、最善手を見つけ出す楽しさを重視しているプレイヤーにとって、AIの助けを借りないで対局することで、純粋な思考力を鍛えたいという思いがあるのです。

「棋神を使われたくない」という不公平感とストレス

将棋ファンの中には、「自分は棋神を使わないが、相手が使ってくるのは避けたい」と感じる人もいます。特に、対局の重要な局面や序盤の初手から相手が棋神を使っていると、不公平に感じることが多いのです。

これは、自力で対局に挑みたいと考えるプレイヤーにとって、相手が棋神の助言を使うことで、対等な立場が崩れてしまうからです。

  • たとえば、自分で一生懸命に考え抜いた手に対して、相手がAIによる完璧な応答を返してくると、対局が自力ではなく、相手の「AI任せ」に見えてしまうこともあります。

  • このような状況は、特に実力を競い合いたいプレイヤーにとってストレスとなりやすく、不公平感を感じさせる原因にもなります。

  • また、初手から棋神を使用することは、将棋の基本ルールには反していないものの、「フェアな勝負を望む」という将棋ファンの期待を裏切る行為とも受け取られます。

そのため、相手にも自分と同じく「自力で戦ってほしい」と感じる人が多く、棋神を使わないことが、双方の楽しみを保つための礼儀と考えるプレイヤーもいます。

このように、棋神機能に対して「自分も使わないし、相手にも使ってほしくない」という意見は少なくなく、将棋ファンにとって、AIの存在は便利である反面、フェアプレーの観点での懸念が根強くあるのです。

棋神を使わないあなたへ!もっと将棋を楽しめる5つの方法

棋神を使わないあなたへ!もっと将棋を楽しめる5つの方法

棋神機能を使わずに将棋を楽しむことも、上達するための効果的な方法です。

棋神に頼らず、自分の力だけで取り組むことで、独自の思考力や判断力が身につき、対局の楽しみがさらに広がります。

ここでは、棋神に頼らないで将棋を楽しみ、成長していくための5つの方法を紹介します。

1. 定期的に詰将棋に取り組む

詰将棋は、短時間で取り組むことができる練習法であり、特に「読みの力」を鍛えるのに最適です。

詰将棋とは、将棋の終盤において、相手の王をどのように詰めるかを考えるパズルのようなもので、初心者でもすぐに始められます。

詰将棋の問題に挑戦し、棋神に頼らず「自分の力だけで」詰みを発見する練習をすることで、終盤で相手の王を追い詰める力が自然と養われていきます。

例えば、1日5分だけでも詰将棋を解く時間を設けると、終盤で必要な集中力と読みの精度が向上します。

詰将棋を毎日少しずつ継続することで、終盤で「どの手が最適か」を自分で読み切る力がつき、対局中に終盤の流れを自信を持ってコントロールできるようになるでしょう。

詰将棋の問題集やアプリを利用して、通勤時間や寝る前の数分など、隙間時間を使ってコツコツと続けてみてください。

2. 棋譜並べで名局を追体験

「棋譜並べ」は、過去に実際に行われたプロ棋士の名局を再現しながら、その一手一手を学ぶ方法です。プロ棋士の指した手を順番に並べることで、プロの思考プロセスや戦略を体感することができます。

棋譜並べを通じて、プロがなぜその手を指したのかを考えることができ、自分にはない新しい視点や戦術が学べるでしょう。

例えば、名人戦や竜王戦などで行われた対局を再現しながら、「この場面ではどのように相手の動きを予測し、どんな手を選ぶのか?」を考えることで、プロ棋士の読みや感覚を追体験できます。

棋譜並べを続けることで、棋神を使わずに、プロの思考に触れることで、深い理解が得られるようになります。

少しずつでも棋譜並べを積み重ねていくと、戦術や指し方が自然と体に染み込み、自分の対局にも応用できるようになるでしょう。

3. 実戦後に自己分析を行う

対局後に、自分がどのような手を指したか、勝因や敗因は何だったかを振り返ることは、将棋の上達に非常に役立ちます。

自己分析は、自分の対局を客観的に見ることで、次回の対局に向けた改善点が見つかります。たとえば、自分がどこでミスをしたか、あるいはどの手が成功に結びついたかを冷静に考え直すことができます。

自己分析を行う際には、対局中に感じたことやミスした手を記録する「分析ノート」を作ると効果的です。自分だけの「棋譜データベース」を作成し、振り返りを繰り返すことで、過去の失敗を学びとして蓄積していけます。

分析ノートに書き留めることで、過去に苦戦した場面や成功した手を思い出しやすくなり、次の対局でも同じ過ちを繰り返さず、着実に実力がアップしていくでしょう。

4. 得意戦法の研究に時間をかける

将棋には、さまざまな戦法があります。例えば、「矢倉」や「振り飛車」「角交換四間飛車」など、多くの戦法があり、自分に合った得意戦法を身に付けることで、対局がより楽しく、また戦略的に進められるようになります。

ひとつの戦法を徹底的に研究し、自分の得意戦法とすることで、対局に臨む際の安心感や自信が増し、冷静に判断できるようになります。

たとえば、「矢倉」を得意戦法にした場合、序盤から中盤にかけてどのように駒を進めれば強い布陣を築けるかを考えたり、相手がどのように攻めてくるかに対する防御策を学んだりします。

こうして得意戦法を深く学ぶことで、対局時に迷わず指せるようになり、より自分らしい戦い方ができるようになります。

戦法を極めることは、棋神に頼ることなく、将棋の駆け引きを楽しむための大切な手段の一つです。

5. 将棋仲間と意見交換や対局を楽しむ

将棋を通じて人と交流することも、棋神に頼らず上達し、楽しむための効果的な方法です。

オンラインやオフラインで将棋仲間と交流し、対局や意見交換を行うことで、AIでは得られない「人とのコミュニケーション」を通じた学びが得られます。

将棋の話題を共有することで、自然と「こんな戦法を試してみたい」と思うきっかけが増え、自分の対局に新しい工夫や挑戦を取り入れることができます。

例えば、友人や知人と対局した後に、お互いのミスや良かった手について話し合うことで、気づかなかった点に気付くことができ、自分の視野が広がります。

また、将棋仲間と一緒に研究会を開いたり、大会に参加するなどすると、より真剣に将棋に向き合える環境ができ、自然と実力が向上していきます。人と切磋琢磨しながら、将棋を楽しむことで、技術だけでなくモチベーションも高まります。

初心者が棋神を使わない理由

初心者が棋神を使わない理由

初心者の中には、棋神機能という便利なAIサポートがあるにもかかわらず、あえてその助けを借りない選択をする人がいます。

このような初心者が棋神機能を避ける理由には、さまざまな心理的な側面が関係しています。多くの初心者は「将棋の本質」を学び、自分の力で成長していきたいと考えています。

そのため、棋神に頼ることなく、あえて自分の頭で一手一手を考えることで、自らの実力を伸ばす道を選びます。ここでは、初心者が棋神を使わない理由について、心理的な側面に焦点を当てて解説します。

初心者の心理的な側面に焦点を当てて解説

将棋上級者や中級者だけでなく、初心者の多くも、将棋を「自分の頭を使って勝負するゲーム」として捉えています。そのため、棋神の力に頼らず、自分の力で上達したいという思いが強いのです。

これは、たとえば自転車に乗る練習に似ています。初めは補助輪があってもよいのですが、最終的には自分の力でバランスを取り、ペダルを漕ぐことで初めて自転車に「乗れた」という達成感が生まれます。

  • 将棋においても、AIに頼ってばかりではなく、自分で考えてこそ本当の意味で「将棋ができる」という感覚が得られるため、棋神を使わずに進めたいと考える人が多いのです。

  • また、初心者が棋神を避ける理由の一つに、「自分の力で勝ちたい」という純粋な思いがあります。将棋は一種の頭脳戦であり、相手と自分の知恵や戦略をぶつけ合う勝負です。

そのため、自分の思考と判断で勝ったときには大きな達成感が得られます。しかし、棋神の助けを借りてしまうと、その達成感が薄れてしまい、自分で戦って勝ったという自信が生まれにくくなるのです。

初心者はまず、自分の力で考え、勝利したいという気持ちが強く、そこから得られる成長や充実感を大切にしています。

まとめ

この記事では、将棋における棋神機能のメリットとデメリット、そして棋神を使わずに将棋を楽しむ方法について解説しました。

要点をまとめると以下の通り。

  • 棋神機能は対局中に最善手を提示するAI支援ツールで、プレイヤーのスキルアップに役立つ一方、過度の依存は思考力の低下を招く可能性がある

  • 多くの将棋ファンは、自力で勝つ達成感や負けから学ぶプロセスを重視しており、棋神の使用に慎重である

  • 自分の思考力を磨き、将棋本来の面白さを追求したいという意識が強い

将棋では、自分で考え、成長する姿勢が重要なポイントとなります。

将棋では、ぜひ詰将棋、棋譜並べ、実戦後の自己分析などを通じて、自分の力で上達する方法を探してみてください。

この記事を書いた人

ゆる
ゆる
10代で将棋のルールを覚えるも、定跡の存在を知らず挫折する。大人になって将棋熱が再燃し、詰将棋や定跡を猛勉強。将棋サイトに登録し、ノンストップで 将棋ウォーズで5級まで到達しました。その後も学習を続け、2級、1級と昇級しましたが、1級で長く伸び悩みました。PDCAサイクルを導入したり、師匠に教わったりして、ついに初段に昇級。現在は指し将棋は休止中にし、将棋ブログを執筆しています。

将棋歴:11年/段位:アマチュア初段

資格・実績:将棋ウォーズ初段の達成率最高86%/将棋倶楽部24は最高R716