将棋のスランプの原因と簡単な5つの脱出方法【実際に効果があった】

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将棋のスランプの原因と簡単な5つの脱出方法【実際に効果があった】
  • 将棋のスランプの原因を知りたい
  • 簡単に脱出する方法を知りたい
  • 将棋のスランプ対策を知りたい
  • 将棋のスランプが治るには何日かかるか知りたい

どうも、棋力は初段のゆるです!

どのジャンルにもスランプはありますよね、もちろん将棋にもスランプはあります。

この記事ではスランプとはどういう状態か?から原因、どういうときになりやすいか、スランプの脱出方法、

完全に抜けるのに何日かかるか?スランプって悪いことなの?スランプつらすぎて出来るならなりたくないと考えている人に向けて、対策まで書いてあります。

スランプになった人も、スランプ対策を知りたい人にも是非参考になる記事です。

将棋のスランプはどういう状態か

将棋初期配置2

例えば ありえないミスをした、最近勝てなくなった、将棋の勝ちパターンで勝てなくなる、
将棋を指しても指しても負け続ける。自分らしい将棋を指せないなど

他のジャンルの趣味や競技と同じく、

今まで出来ていたのにうまくいかない状態を指します。

将棋のスランプはどういう時になりやすいか

負けが込んだ時、むきになって指し続けるとスランプになりやすい。

これは持ち時間の長い将棋でも起こる。その状態で指し続けると勝てる相手に勝てなくなり、下のクラスの相手と当たるようになります。

しかしここで相手を見下してしまう場合が多く、この相手には負けるわけがないと、読みが雑になります。

結果、指しても指しても勝てなくなり、スランプが出来上がるのです。

スランプはアマチュアだけ?プロ棋士は?

浴衣のプロ棋士風

主にアマチュア、特に初級者、初心者がなりやすい、しかし上級者もなる
もちろんプロ棋士もなることがある。

例えば、将棋のプロ棋士、三冠の渡辺明さんが記憶に新しい、渡辺三冠はもともと自分の王様をガチガチに固めて攻めて勝つ将棋が得意でした。

少し前の主流は隙あらば穴熊にして玉の硬さで勝つ将棋だったのです。しかし、ソフト研究が進むと玉の固さではなく、バランスで勝つ将棋が主流になりました。

ソフトは穴熊をいとも簡単に崩してしまいます。時代はもう硬さではなく、バランスの将棋になっていたのです。

そう、スランプの原因はバランス型の将棋に上手く乗れなかったため、スランプに陥ってしまったということだった。

この場合のスランプとは 自分の長所と 短所のバランスでした

なぜスランプに?そもそも将棋のスランプは何が原因?

クエスチョン

先ほども述べた通り長所と短所のバランスの場合もありますが、将棋の初心者、初級者の場合は手を読まなくなっていることが多いです

将棋の基本は3手の読み、自分が指して相手もさして、最後に自分の一手。これを手を読むと言います。

その他、勝てないことが多くなるとメンタルが不安定になって自分らしい将棋が指せなくなります。

将棋ウォーズとスランプの関係

将棋ウォーズ

例えば 将棋ウォーズなどで切れ負けをやりこんで、時間を気にしすぎて全手を読まなくなったり、時間切れで勝ちに持ち込もうとして時間を使わないような将棋になってる場合があります。

私の場合は将棋で全く手を読まなくなっていることがスランプの原因でした

もちろん15分以上の将棋で秒読みであっても連続で将棋を指すすぎると、疲れてきてあまり手を読まなくなってしまうこともあります。

将棋のスランプ5つの脱出方法

5つの

方法は2種類あります。まず一つ、しばらく将棋の実践から離れる、ただ離れるだけでもいいですがもっとお勧めの方法があります。

それは詰将棋や必死、次の一手や手筋問題など問題集を解くという方法です。

その他、実践をしないでひたすら棋譜並べをするという方法もあります。これらの特徴は実戦から離れながら実力アップも上達を見込めるという一石二鳥の方法です。

もう一つは対局は続けるが、しっかり時間を読むということを意識して将棋を指すことです。

スランプ脱出方法1【将棋から離れる】

これが一番簡単でそれなりに効果がある方法です。

注意点は一時的に離れるということ、

離れているときは将棋以外を楽しむということ。

戻ってきたときに簡単な詰将棋や棋譜並べでなどで感覚をつかむことです。

頭の中を空っぽにするイメージです。これは私にも効果があった方法です。

スランプ脱出方法2【詰将棋、必死問題などで治す】

将棋の実践から離れるということは前提で、将棋の練習をしながらメンタルの回復を待つという方法。

将棋に触れていないと弱くなるんではないか?特に初心者だから不安とか、ライバルに後れを取りたくないという人にお勧め。

大事なのは実践を指さないように詰将棋と必死、次の一手など問題集を解くということ、時間さえあればたったこれだけなので簡単です。

 

スランプ脱出方法3【定跡学習で治す】

いやいや、手筋問題苦手だし、実践から離れるなら駒を並べながら定跡の復習や、新しい定跡覚えたいよ!

こういう方は定跡学習がおすすめ!序盤から中盤にかけて見落としをなくす、優位を築きたい、構想力を少し磨きたい方向けですね。

知識がしっかりしていれば序盤のポカが減り、実力がついてメンタル面に不安はなくなりますね。

スランプ脱出方法4【棋譜並べで治す】

これは私が一番お勧めしている方法で、私が将棋倶楽部24で低級と言われる一つの壁を簡単に突破したくらい効果があった方法です。

もちろん将棋の実践から離れてひたすら並べまくる。お勧めは高速棋譜並べですが、じっくり手の意味を考えながら並べてもいいです。

自分にあった方法で並べてみましょう。もちろん、棋譜並べに詰将棋などを組み合わせてもいいですね。

スランプ脱出方法5【時間の長い将棋で読みを入れ指す】

チェックポイント

具体的には15分、秒読み60秒以上の将棋で、持ち時間を使って指すこと

将棋の1手を指すのに30秒以上考えましょう。

しっかり将棋の手を読む訓練をするのです。これは、持ち時間は長い将棋でも短い将棋でも、それこそ、将棋ウォーズのような対局でも同じです。

しかし、ここでは将棋ウォーズのような切れ負けは指さないようにします。これだけでも一手事に時間を使って読むことができるようになります。

それさえ出来るようになればスランプは抜けることができるでしょう。

将棋のスランプになってしまった後は

悩んでいる男性

脱出方法を紹介しましたが、ここからはその後のことについて書きました。

解決法を取り入れたらどれくらいで治るのか、対策はあるのか、

将棋のスランプは悪いことなのか?まで具体的に書きました。

将棋のスランプが治るには何日かかる?

アマチュアの級位者から初段くらいなら、私の経験からもだいたい2週間から1ヶ月です。

あまりに将棋から離れすぎると逆に感覚が分からなくなってしまいます。

将棋から離れるだけでもいいですがさっき説明した通りの方法なら、15日、1ヶ月 棋譜並べや問題集を続けるだけです。

実はスランプから回復するのにそんなに時間かかりません。


人によっては長く感じるかもしれませんが、以前の状態に戻すのはそんなに大変ではないのです。

途中で心が折れそうになるかもしれませんが、この方法を守ればスランプでも、あーまた来たなくらいにしか感じませんし、実践から離れ将棋の自力をつけることで、以前より強くなることも可能です。

なので難しく考える必要はなく、淡々とこなすだけで大丈夫です。

将棋のスランプ対策

  • 対局数を減らすこと
  • 2回続けて負けたらいったん休憩をとるか対局を止める
  • 1手ごとにしっかり手を読むこと
  • 調子の悪い日は対局を見送る

原因が分かればそうならないようにすればいい、指しすぎないというのは、スランプになりやすいからです。

なぜなら、これこそスランプの予防策であり対策です。1手に時間を使って読むのも習慣にすれば勝手読みも減ります。

調子の悪い日はメンタルも悪い日なので見送るのがベスト(将棋はメンタルに左右されやすい)

まとめ

将棋のスランプについてまとめて書きました。全部自分の経験によるものです。

私は何回もスランプになったのですが、大半は手を読まなくなっていることがほとんどです

実戦から離れて棋譜並べを並べ続けた結果、スランプを脱出しただけではなく将棋の実力も上げることもできました。

一番の方法は実戦から離れることその上で将棋を指していないと弱くなりそうと思うのであれば、ここに書かれている方法を実践してみてください。

きっとスランプ解決に役立つはずです。

将棋初段になる勉強法を詳しく知りたい方は【将棋アマチュア初段を目指す】効果的な将棋勉強法と本まとめもどうぞ