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- どんな手筋があるのか知りたい
- 強くなるのに手筋は必要?
- 手筋を学べる本が知りたい
- 手筋を学べるアプリを知りたい
将棋、日本の伝統的なボードゲームは、戦略と知識、深い集中力を要求する魅力的なスポーツですよね。
しかし、手をつけたいと思っても、「どうすれば強くなれるのか」「手筋を覚えると何が変わるのか」など、多くの疑問と悩みがありませんか?
この記事は、将棋アマチュア初段の著者によって監修されています。この記事では、あなたが効果的に手筋を学び、練習する最良の方法を提供します。
具体的には、基本的な手筋から高度な戦術まで幅広く解説しています。
さらに、実戦で役立つ手筋の具体例、効果的な学習方法、おすすめの教材やアプリまで、多角的に手筋の学習にアプローチする内容を詰め込んでいます。
この記事を読むことで、あなただけでなく、対局相手も驚くような巧妙な手筋をマスターするための方法が手に入ります。
効果的な手筋を使えるようになると、対局での有利な状況を作ることができ、勝率が向上するでしょう。
将棋の手筋とは? 手筋の基本も解説!
「手筋」の説明と読み方
手筋は日本語で「てすじ」と読みます。この用語は将棋だけでなく、他の分野でも使われることがありますが、将棋においては特に重要な概念です。
そして手筋(てすじ)とは、将棋における戦術的な一手や一連の手順のことであり、これが上手く働くと局面を有利に進められます。
具体的に言えば、手筋は一手一手が繋がって最終的には相手を陥れる、または自分を有利な状態に持っていくための「戦術」です。
ここでいう戦術とは、その瞬間瞬間で有利な状況を作り出すための具体的な行動計画のことを指します。戦略(全体的な計画)とは異なり、手筋はより短期的、そして具体的な局面でのアクションに関連しています。
将棋手筋学習の手順
手筋の学習は、大体以下のような手順で行われます。
- 基本的な手筋を覚える:まず最初に行うべきは、基本的な手筋を覚えることです。これには教科書やオンラインリソース、アプリなどが役立ちます。基本的な手筋を覚えることで、その後の学習がスムーズに行えます。
- それを独自の戦術に取り入れる:基本的な手筋をマスターしたら、次にその手筋を自分の独自の戦術や戦略にどのように取り入れるかを考えます。ここで大切なのは、ただ手筋を覚えるだけでなく、それを実際の局面でどのように活用するかを理解することです。
- 繰り返し対局で試してみる:最後に、学んだ手筋を繰り返し対局で試してみます。最初はうまくいかないかもしれませんが、失敗を通じてさらに理解が深まり、手筋の使いどころが身についていくでしょう。
この手順に沿って手筋を学ぶことで、将棋のスキルは確実に向上します。
ただし、注意が必要なのは、手筋はあくまで手段の一つであり、全体の戦略や計画に繋がって初めてその真価を発揮するという点です。
したがって、手筋だけに固執するのではなく、全体の戦術や戦略にどう組み合わせて使うかも考慮しながら学んでいくことが大切です。
手筋と定跡どちらが優先?
定跡(じょうせき)とは、将棋でよく使われる、事前に研究された手の進行や形の一つです。定跡と手筋は共に非常に重要な要素であり、プレイヤーのスキルに大いに関わります。
しかし、これら二つは完全に同じものではありません。定跡はある程度予め決まっている手順に沿ったプレイをするための「ガイドライン」です。
一方で、手筋はより状況に応じて変わる「臨機応変なテクニック」です。
では、手筋と定跡、どちらが優先されるべきかという問題ですが、これは局面に応じて選ぶべきです。
定跡に沿ったプレイが有利な場合もありますが、相手が定跡から外れたプレイをした際や、特定の局面で有利に進めるためには手筋が重要になる場合も多いです。
要するに、どちらが優先されるべきかはその瞬間瞬間の局面と、それに最も適した手法が何であるかによります。
将棋の進行ごとの手筋
序盤の手筋
序盤戦の手筋
序盤は将棋の「開始時点」であり、この段階では全体の流れがまだ決まっていないため、まずは玉を安全な位置に移動させる手筋が一般的です。
玉を守る囲いを作ることは、中盤や終盤での不利な状況を避けるためにも極めて重要です。
このような手筋は防御的な性格が強いですが、それだけでなく、序盤から玉を安全に保つことで、後の局面で攻撃的な戦術や複雑な手筋に対応できるようにもなります。
玉の安全性を確保する序盤の手筋は、後の局面でより広範な戦略や戦術を採るための「土台」を築く作業でもあります。
棒銀の手筋
「棒銀」は銀将を前に進め、相手を攻める手筋の一つです。
この手筋は攻撃的な特性を持っていますが、それだけでなく、相手にプレッシャーをかけることができるので、相手の動きを制限する効果もあります。
しかし、この手筋を用いる際は注意が必要です。棒銀自体が攻撃に出るために防御が手薄になる可能性があるからです。
このバランスをうまく取るためには、自分の玉の安全性も考慮しながら、攻撃と防御の均衡を見極めるスキルが求められます。
両取りの手筋
「両取り」とは、一手で二つの駒を攻撃する手筋で、非常に効率的です。成功すると相手はどちらの駒を守るか選ばざるを得なくなり、一方の駒は確実に取ることができます。
この手筋は相手に複数の問題を同時に突きつけ、その結果、相手の計算が複雑になりミスを誘う可能性が高くなります。
さらに、このような手筋は通常、相手が既に何らかの形でバランスを崩している場合に特に効果的であり、その弱点を突く形でより大きなアドバンテージを獲得することができます。
中盤の手筋
中盤戦の手筋
中盤では、相手の防御を崩す手筋が極めて重要です。中盤に差し掛かると、両者ともに一定の囲いや陣形が形成されていることが多いです。
このような状況では、囲いや陣形の隙間を狙って攻めたり、相手の囲いを壊したりする手筋が求められます。
この手筋の成功はしばしば試合の勝敗を左右するため、中盤の手筋には高度な戦術的思考と精密な計算が必要です。
囲い崩しの手筋
「囲い崩し」は、相手の玉の囲いを破壊するための手筋です。通常は飛車や角行など、高い攻撃力を持つ駒を活用します。
時折、犠牲となる駒を使って囲いを壊すことが重要になる場合もあります。
このような局面では、犠牲の駒が後の攻撃に大きな影響を与える可能性があり、その判断は試合の流れを大きく変えることもあるのです。
終盤の手筋
終盤の基本的な考え方
終盤では、局面を有利に進め、最終的には相手の玉を詰ます手筋が重要です。
ここでいう「詰めきる」とは、局面を有利に進めてから最後の一手で相手の玉を詰ます(チェックメイトする)までの手筋を整えることを意味します。
終盤の手筋は、その精度と効率性が試される場面が多く、勝利に直結するための非常に重要なステージです。
詰み、寄せの手筋
「詰み」や「寄せ」の手筋は、最終局面で相手の玉を詰ます手法です。
これには多くのバリエーションが存在し、相手の玉の位置や使える駒によっては、最適な手筋が大きく変わる場合もあります。
これらの手筋は、通常、高度な計算能力と戦術的な洞察力を必要とします。
終盤戦の手筋
終盤にも関わらず、局面や状況に応じて多種多様な手筋が存在します。
一見、終盤は単純な局面に見えるかもしれませんが、実際には詰みの手筋や状況に応じた手筋に高度な技術と計算が求められます。
特に、局面が複雑であればあるほど、終盤の手筋は試合を決定づける重要な要素となることが多く、その選択と実行は相手を圧倒するための重要なツールとなります。
駒別の手筋
将棋において各駒が持つ独自の手筋は、ゲームの成り行きを大きく左右する要素です。
各駒が持つ能力に応じて、攻撃、防御、そして駒の活用方法が大きく変わるため、
それぞれの駒に対する深い理解と高度な技術が必要です。
歩兵の手筋
歩兵(歩)は最も多い駒でありながら、その力は一見すると弱いように思えます。しかし、歩は序盤から終盤まで重要な役割を果たします。
歩は他の駒と連携して攻撃や防御に貢献し、特に、歩の進行が狭い局面で相手の動きを制限することは一般的です。
歩の成ることで、成歩となりさらに攻撃力が高まります。また、歩を用いた手筋としては「歩打ち」があり、これは特に中盤以降で効果を発揮します。
歩を打って相手の駒の動きを制限し、その結果、他の駒で決定的な一手を行うための状況を作り出すのです。
香車の手筋
香車(香)は直線的に前方にのみ進むことができる駒ですが、その限定された動きがゆえに独特の手筋が存在します。
一般的には、香車は前線を突破する役割を果たし、他の駒の進出をサポートする存在とされています。
たとえば、序盤では「香車先の歩を突く」手筋があり、これは相手の陣形に隙間を作り、その後ろにいる他の駒で攻め入る土壌を作ります。
また、中盤では「香落とし」が知られています。これは、相手が香車を過度に前線に出した際に、それを取りに行く手筋です。
ここでのポイントは、相手の香車が自陣に大きな影響を与えている場合、その香車を取ることで一気に有利な局面を作り出すことができるのです。
桂馬の手筋
桂馬(桂)は「L字型」にしか動けない特殊な駒ですが、その特異な動きが多くの独自の手筋を生んでいます。一般的に、桂馬は中盤でその力を発揮するとされています。
桂馬を用いた「桂跳ね」手筋は、特に相手がしっかりと囲いを作っている場合に非常に効果的です。この手筋で、囲いを越えて相手の陣に飛び込むことで、相手に予期せぬプレッシャーを与えることができます。
桂馬のもう一つの面白い手筋は「桂取り」です。これは、相手の桂馬が攻めてきた際に、その桂馬を狙って取る手筋です。
特に、相手の桂馬が重要な位置にいる場合、その駒を取ることで局面を大きく有利にする可能性があります。
また、「二段桂」など、桂馬を犠牲にしてでも大きな利益を得る手筋もあります。これらは高度なテクニックが必要ですが、成功すると相手に大きなダメージを与えることができます。
銀将の手筋
銀将(銀)は多方向に動ける柔軟性があり、その特性を活かした手筋が多数存在します。例えば「右玉」や「左玉」での銀の動きは、玉の防御を固めるために非常に有用です。
一方で、攻撃的な手筋としては「棒銀」や「銀冠」があります。特に「銀冠」は相手の玉が囲いを作っている際に、その囲いを壊すために有用な手筋です。
銀将の使い方は多岐にわたり、防御から攻撃、そして局面を広げるための重要な駒となります。
金将の手筋
金将(金)は攻防に優れた多用途の駒です。金は特に防御においては玉の最後の砦とも言える存在で、金の配置と動きは玉の安全性を大きく左右します。
しかし、それだけでなく、金将は攻撃面でも非常に重要です。例えば、「金底の歩」や「金先の突破」など、金を用いた攻撃手筋も多く存在します。
金将はその堅牢さから、中盤戦で重要な局面を作り出し、終盤戦で決定的な一手を行う場合も多いです。
角行と飛車の手筋
角行(角)と飛車(飛)は、将棋における最も攻撃力が高い駒です。角行は斜め方向に長い距離を移動できるため、相手の陣地に突如侵入して大きなダメージを与える手筋が多いです。
飛車は直線的に長い距離を移動できるため、その活用範囲は非常に広いです。
特に、角行と飛車を組み合わせた手筋は、相手に多大なプレッシャーをかけ、局面を有利に運ぶための重要な要素となります。
馬と龍の手筋
馬(成角)と龍(成飛)は、角行と飛車が成った後の駒で、それぞれが持つ能力は非常に高いです。馬は斜めに加え、一マス前後左右にも動けるため、その動きは非常に多彩です。
龍もまた、前後左右に一マス動けるようになり、攻撃範囲が大幅に広がります。
これらの駒を用いた手筋は多く、特に終盤においては詰み手を作るための不可欠な要素となります。
実戦での将棋手筋の応用
詰みの手筋
詰みにつながる手筋は、将棋で非常に重要なコンセプトです。詰み手筋には、一手詰みから数手詰み、さらには多手数の詰みまで様々な種類があります。
これらの手筋を習得することで、局面を確実に締めくくる力が身につきます。
特に、「隅の詰み」や「玉頭詰め」などの基本的な詰みパターンをしっかりと習得しておくことは、中級者以上のプレイヤーにとっては必須です。
寄せの手筋
寄せとは、相手の玉を追い詰める手筋のことを指します。寄せの手筋には、「王手飛車」や「垂れ歩」など、多くのバリエーションが存在します。
これらの手筋は、特に終盤で相手の玉にプレッシャーをかける際に非常に有効です。
また、寄せの手筋はしばしば詰み手筋と連携するため、両方を熟練することが一つの大きな勝利への鍵となります。
囲い崩しの詰み
囲いを崩してからの詰み手筋は、相手がしっかりと玉を守っている局面で特に有効です。この手筋は、「銀冠崩し」や「銀桂崩し」などの囲いを特定して崩す動きから始まります。
囲いが崩れた後は、詰み手筋に移行して一気に勝負を決めることが多いです。
このような高度な手筋は、中級者以上のレベルで頻繁に見られ、局面を一気に有利にすることが多いです。
送りの手筋とは?
「送り」とは、味方の駒を使って相手の駒を有効に使えなくする手筋の一つです。
この手筋は、通常攻撃だけでなく、防御や局面をコントロールする目的でも使用されます。
たとえば、「歩送り」は相手の歩を進行させることで、その後ろにいる駒の動きを制限する一例です。
送りの手筋の実戦例
実戦での送りの手筋の例としては、一間竜があります。これらは、特定の局面で相手の駒を不利な位置に追いやることで、自分自身が有利に戦える状況を作り出します。
具体的な実戦例としては、金駒で相手の玉を進行させた後に、玉を詰みやすい奥に送ります。このようにして、送りの手筋は局面を微妙に操作し、結果的に大きな有利を作り出すことが多いです。
以上のように、手筋は実戦での多様な局面において非常に重要です。これらの手筋をしっかりとマスターして、実戦で応用することが、将棋の上達にとって必要不可欠です。
おすすめの将棋手筋を学べる本6選
手筋を習得するには、まずは信頼できる教材を手に入れることが重要です。おすすめとしては、”将棋ひと目の手筋”といった基本的な書籍があります。
この本では、初心者から中級者に向けて手筋の基礎から高度なテクニックまでがしっかりと解説されています。
さらに、具体的な局面における手筋の使用例も豊富に紹介されているので、理論だけでなく実際の戦術にも即座に応用できます。
羽生の法則1 歩・金銀の手筋
『羽生の法則1 歩・金銀の手筋』は、羽生善治二冠による将棋の手筋に関する書籍です。この本では、歩の手筋と金銀の手筋に焦点を当て、丁寧に解説が行われています。
特に、これらの手筋を組み合わせて見事に成功させたときの喜びが、将棋の醍醐味として紹介されています。
羽生二冠は、「手筋を知れば将棋の楽しさも知ることができる」と述べており、この本を通じて、将棋の楽しさと共に、棋力の大幅な向上を目指すことができるようになっています。
また、本書の中には失敗例も添えられて解説されている手筋もあるため、「なぜここに歩を打つのか、なぜこの手順が良いのか」が理解しやすくなっています。
この書籍は、羽生善治二冠が著した「羽生の法則」シリーズの第1巻であり、このシリーズの1、2巻が一冊の文庫にまとめられています。
羽生の法則2 玉桂香・飛角の手筋
『羽生の法則2 玉桂香・飛角の手筋』は、羽生善治二冠による、将棋の手筋に関する書籍であり、2011年10月14日に発売されました。
本書は将棋連盟文庫の一部としてリリースされ、448ページから構成されています。この書籍は、羽生善治二冠が将棋の基本的な手筋について伝授するもので、特に玉桂香・飛角の手筋に焦点を当てています。
本書の内容は、羽生善治二冠が将棋界のスターとして伝授する、将棋必勝の手筋の第2弾となっており、羽生二冠は、将棋の駒の型に敏感になることの重要性を強調しています。
さらに、手筋は型を補うものであり、または型の急所をつくものであると述べています。
また、本書は、「羽生の法則3 玉桂香の手筋」と「羽生の法則4 飛角の手筋」の内容を1冊の文庫にまとめたもので、小駒と大駒の手筋を理解し、これらの駒を守ることの重要性と強さについても説明されています。
羽生善治二冠の専門知識と経験を基に、本書は将棋の中級者から上級者に向けて、手筋の理解を深めることを目的としています。
将棋・ひと目の手筋―初級の壁を突破する208問
『将棋・ひと目の手筋―初級の壁を突破する208問』は、渡辺明が監修し、週刊将棋が編集した将棋に関する書籍で、MYCOM将棋文庫SPとして出版されています。
本書は初級者の将棋プレイヤーを対象にしており、特に12級から4級のプレイヤー向けに設計されています。
本書は、玉の囲い方や簡単な定跡に続いて、手筋や囲いの崩し方などの勉強を始めた人に向けた復習材料として提供されています。
本書のコンテンツは、将棋の基本的な手筋を理解し、初級の壁を突破するための208の問題を提供しており、これらの問題を通じて、将棋の技術を向上させることができます。
また、この書籍は将棋を始めたばかりの初心者にとっては有用で、簡単な詰将棋の本と合わせて、特定の場面や局面でどのように手を進めるべきかを理解する助けとなるでしょう。
将棋・ひと目の歩の手筋
『将棋・ひと目の歩の手筋』は遠山雄亮著による将棋上達のための書籍です。タイトルの「ひと目の歩の手筋」は、将棋の勝ち負けが「歩」という駒の使い方で決まることを示しています。
将棋の駒の中で最も数が多く、価値は低いとされる「歩」の駒ですが、この駒の使い方をマスターすることで将棋の勝敗を左右することができると説明しています。
本書の内容は、将棋の基本的な手筋を学ぶことができるように構成されています。
具体的には、「駒得」「成る」「受け」を学べるセクション、さらに「歩で他の駒をいかす」や「囲いを崩す」を学べるセクションが含まれています。
初心者にとっては特に有用で、10級くらいのレベルの問題から始まり、進むにつれて1級程度でも少し手こずる問題が出てくるという進行が特徴的です。
そして、どの問題も実戦でよく出てくる手筋であり、初段を目指す将棋プレイヤーにとっては即戦力になることが期待できるとされています。
また、本書には歩の使い方に関連する180問の手筋問題が収録されており、居飛車、振り飛車、相振り飛車といったさまざまな局面で歩の手筋を学べる内容となっています
将棋・ひと目の端攻め
『将棋・ひと目の端攻め』は週刊将棋編による将棋の手筋に焦点を当てた書籍です。
この本は、端の攻防に特化した問題集となっており、基本的な問題、中盤、終盤、囲い崩し、駒落ち定跡、そして実戦問題を網羅しています。
総計で200問が収録されており、読者はこれらの問題を通じて端攻めの技術を磨くことができます。
本書は416ページにわたっており、難易度は初級から中級レベルのプレイヤーを対象としています。
端攻めの主役となる駒は歩、香、桂とされており、これらは飛角や金銀と比べると価値の低い駒ですが、使い方しだいで大きな戦果が上がることが示されています。
端攻めの技術は、特に現代将棋では穴熊の流行により、端の重要性が高まっており、この書籍はそのような戦術の理解を深めるのに役立ちます。
『将棋・ひと目の端攻め』は、端攻めの基本から応用に至るまで幅広くカバーしているため、将棋の端攻めの技術を学びたいと考えているプレイヤーにとって有益なリソースとなるでしょう。
手筋を覚える問題集196問
『手筋を覚える問題集196問』は、将棋の手筋を学べる問題集となっており、著者は青野照市です。本書は、読者がまず基本的な手筋を理解し、その後応用問題に挑戦する形をとっています。
手筋は「攻め」「受け」「終盤」の3つに分けられ、実戦を念頭に置いた実用的な構成になっています。これにより、手筋の様々な使い方をマスターできるよう設計されています。
本書は特に駒別の手筋を中心とした次の一手問題集となっており、初級から中級レベルのプレイヤーが手筋を覚えることで上達する助けとなることを目的としています。
手筋とは、「将棋の正しい筋、考え方の見本」とされており、効率的な学習法の一つであると紹介されています。
本書には、手筋を身につけるためには、ただ本を読むだけでなく、手筋問題を解き、しっかり考えることが重要であると強調されています。
手筋というのは長考して発見するものではなく、見た瞬間、第一感でひらめくようになるべきものと説明されており、「攻めの手筋」「受けの手筋」「終盤の手筋」に分けられています。
将棋手筋を学べるアプリ4選
初級者向け「将皇(入門編)」
- このアプリは初心者向けに設計されており、簡単な手筋から学べます。
- インタラクティブな形式で手筋が解説されるため、理解しやすいです。
将棋アプリ 将皇(入門編)
ken1無料posted withアプリーチ
みんなの詰将棋:
- このアプリでは、詰め将棋の手筋を練習することができます。
- 実際に手を動かしながら練習できるため、実戦感覚で詰み手筋を学べます。
みんなの詰将棋
UNBALANCE Corporation無料posted withアプリーチ
将棋の手筋:
- このアプリは各局面に特化した手筋が学べます。
- 局面ごとのチュートリアルや解説があり、中級者以上に特におすすめです。
将棋の手筋
Kazuya Maeda無料posted withアプリーチ
有料で良質「みんなの将棋教室」
- この有料アプリは、一定のレベル以上の手筋を学ぶには最適です。多くのプロ棋士も推薦するこのアプリでは、高度な手筋や戦術が詳細に解説されています。
以上のように、多くの書籍やアプリが手筋の習得に非常に役立ちます。
あなたのレベルや学習目的に合わせて、最適な教材を選んで深く学びましょう。
みんなの将棋教室Ⅱ~戦法や囲いを学んで強くなろう~
UNBALANCE Corporation¥650posted withアプリーチ
まとめ
この記事では、将棋の手筋学習について詳しく解説しました。
要点をまとめると以下の通り。
- 基本的な手筋から学び始め、それを土台に高度な手筋や戦術へとステップアップする。
- 実際の対局例や模範解答を参考にして、手筋の適用範囲や有用性を理解する。
- 理論学習だけでなく、繰り返し練習を行い、実戦で確実に使用できるようにする。
将棋の手筋学習では、繰り返しの練習と実戦での応用が重要なポイントとなります。
将棋の手筋学習では、ぜひこのポイントを押さえて、練習と実戦で確実に応用してみてください。
初段になるための勉強法を詳しく知りたい方は【将棋アマチュア初段を目指す】効果的な将棋勉強法と本まとめもどうぞ
この記事を書いた人
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10代で将棋のルールを覚えるも、定跡の存在を知らず挫折する。大人になって将棋熱が再燃し、詰将棋や定跡を猛勉強。将棋サイトに登録し、ノンストップで 将棋ウォーズで5級まで到達しました。その後も学習を続け、2級、1級と昇級しましたが、1級で長く伸び悩みました。PDCAサイクルを導入したり、師匠に教わったりして、ついに初段に昇級。現在は指し将棋は休止中にし、将棋ブログを執筆しています。
将棋歴:11年/段位:アマチュア初段
資格・実績:将棋ウォーズ初段の達成率最高86%/将棋倶楽部24は最高R716
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